美しい血肉

日々のことが美しくないなんて嘘だ。

【試し読み】かみさまの骨

 雪がちらほらと降り始めた。

見上げた空は淀みも雲もひとつもない青空で、天頂で輝く太陽の光は強く、まるで暴力のようだというのに。

 セスは小さな溜息をつき、右手に持っていた大きな傘を急いで広げた。がじゃん、と、耳障りな音を立てるそれは持ち手から骨、傘の部分まですべてが淡い飴色の金属で出来ている。小柄な彼の身体をすっぽりと包んでしまえるほどの広さがあり、日差しに負けぬくっきりとした色濃い影のフィルターでその姿を覆い隠した。

 右を見ても、左を見ても、地平は黄みがかった白色一色に占められ、空の青とのコントラストに目が痛くなるようだ。

 セスはその景色の中を、両手でしっかりと傘を握り締めながら、とぼとぼと歩いてゆく。何処へ行くのかは自分でもわかっていなかった。ただ、彼には他にすることも為すべきこともなく、そうする以外にはないような気がしていただけだった。

 時折、強かったり弱かったりする風が吹き、足元に積もる白いものを散らかしたり、壊したりする。それはかしゃんかしゃんと言いながら転がり、砕け、粉となって彼の裸の足を汚した。

「いたい!」

 びくりと身を震わせて、セスは立ち止まった。風に煽られた雪が、袖のまくれた彼の手首に落ちたのだ。それはじゅっと音を立てながら肉を焼き、醜い水膨れを作る。

 よく見ると以前にも同じような目に遭ったのだろう、幾つもの火傷の痕や傷跡がその身体のあちこちに刻まれていた。

 雪のように見えるそれは、雪ではなかった。突然世界に降り注ぎ、生きとし生けるものを滅ぼした白い欠片。触れた生き物の肉を焼き融かし、触れた建物や植物を白い砂に変えてしまう不吉なもの。それを「かみさまの骨」と最初に呼んだのは誰だったのだろう。「箱舟では足りないから、かみさまはもう何もかもを滅ぼすしかないと思ったんだ」などと言いだしたのは。

 滑り込むように続けて二、三、吹き込んだそれの痛さに身をすくめ、立ち止まったまま、セスはやがて崩れるようにしゃがみこみ、顔をくしゃくしゃにして歯を食いしばって痛みに耐えた。

気づけば世界はこうなっていた。かみさまの骨に支配されていた。抗う余地はなく、こんな風にしてやり過ごす以外に術はない。

 触れたものすべてを滅ぼしてしまう雪片も、セスが持つ金属の傘のことだけは存在を許しているらしく、その下にいれば彼は痛みに苛(さいな)まれずに済んだ。重さがネックだったけれど、それもいつしか筋力が追いつき、問題ではなくなった。

 見渡す限りが白い景色だ。青空も、いつしかかみさまの骨の白色とそれに削られたなにかの砂埃に浸食され見えなくなっている。空の色さえ殺してしまうのかと、セスはまた溜息を吐く。紛れもなく、白は不吉な、忌むべき色だった。祝福のしようがない存在を、彼は出来る限り目にしたくなくて、目を伏せて俯(うつむ)いた。

 視線の先にある小さな自分の足を汚す白い砂は、かつて生きていた誰か、何か、の骨だ。あるいは何かの建築物や植物の残骸だ。今も小さいけれど、もっと小さい頃に自分と一緒にいてくれたメイという女の人が言っていた。みんな死んで、腐って、こういう白いものになって、かみさまの骨に打たれ、粉々になってしまった。誰が誰かわからなくなってしまった、と。

 メイが居なくなってからどのくらいの時が経ったのだろう。つい最近のような気もするし、途方もなく昔だったような気もする。彼女はとても優しかったけれど段々気がおかしくなって、言葉が喋れなくなって、動けなくなって、最後にはとても嫌な臭いがするモノになってしまった。それでもしばらくの間は傍に寄り添っていたが、やがて耐えられなくて胃の中のものを全部吐いてしまい、逃げるようにしてセスはその場を立ち去ったのだ。

あれから太陽が何回沈んだか、最初のうちは指折り数えていたけれど、二百から先は数の数え方を教わっていなかったから、そこでやめてしまった。

 しゃくしゃくと白い砂、いや、骨の粉を踏む。あの人もこの中に混じっているのかもしれない。それは嬉しいことなのか悲しいことなのかよくわからないけれど、また会いたいと、それだけは思う。

 目から塩辛い水が零れそうになったので、セスは上を仰ぎ見た。涙というんだと教えてもらったけれど、彼女に教えてもらったことを思い出したり使ったりすると寂しくなるから、あまりその言葉を使いたくない。

 かみさまの骨は降り止まず、セスに触れられない事に苛立っているように彼の周りをひらひらと舞い散っている。そばかすの散った頬を赤く染めて、セスは空を睨みつけた。

 一体自分は、何処へ行こうというのだろう――そんな問いも浮かばない程、彼は幼かった。歩き続けているのはただ、目の前に世界が広がっていて、他に何もやることがないから。誰もいないから。メイ以外の人に会えるのではないかと期待してしまうから。

 無限に横たわる空っぽの時間を持て余しているだけだ。気付けば生まれていて、メイに伴われて歩いていた。そしてメイもいなくなってしまったけれど、泳ぐのをやめると死んでしまう回遊魚のようにして、彼は今まで通り歩き続けてきた。

セスの心にはまだ動機が必要とされていないのだろう。

 訥々(とつとつ)と歩き、歩き続け、それに倣(なら)うようにかみさまの骨も降り続けていた。それは永遠のようだった。終わりのない、廻り続ける回転木馬のような。

 

 

 太陽がすっぽりと地平に落ち、あわあわと立ち昇る残光も途絶えた頃、ようやくかみさまの骨が止んだ。音もなく降り続けたそれがいつ姿を消したのかセスにはわからなかったが、嬉しかったのだろう。ほんの少しだけ笑顔のような表情を浮かべ、傘をゆっくりと閉じた。

 かみさまの骨が止んだ後には、ほんの少しの間だけ、セスの食べるものが降る。

白い綿のようなそれはかみさまの骨みたいな姿で、だけどひとつ違うのは、たまに見える星のようにきらきらときらめているところ。

 セスは腰に下げた袋から陶器で出来た皿を取り出した。この中にいっぱい溜まったら、ちょっとずつ指ですくいとり、口に含む。甘くてすぐに溶けてしまうそれは彼の胃を充分に満たし、咽喉を潤してくれる。

 メイはこれを甘露(かんろ)と言ったり、マナと言ったりした。違う名前で呼んだ意味はあるんだろうか。わからないけれど、これを食べると満ち足りた気持ちになれるからいい。

 マナを舐めながら、セスは大きな石で出来た柱の前まで来ると、その場に立ち止まった。

陽が暮れた後は眠る時間だから、今夜はここが寝床に丁度いいだろう。

 かみさまの骨はあらゆるものを無に帰し続けたけれど、中にはまだいくらか姿を留めているものもある。古木や、何千年もそこに在り続けた建物なんかがそうだ。セスが背中を預けた石の柱は半分風化しつつあるが、土台の部分はまだしっかりとしていた。纏わりつく白い砂を払うと、やり過ごしてきた時間の重みを感じさせる濃い灰色が覗く。

久しぶりに見た、白じゃないとはっきり判る色彩に、セスは安堵した。そうして自分の背中が幾つも収まるほどの範囲をはたき、灰色の面積を増やす。摩擦で手がひりひりするのに耐えられなくなった頃、彼は満足そうな顔をしてから金属の傘を開いて柱に立て掛け、その下に入ると膝と膝の間に頭を埋めるように座り込んで丸まった。

 ほとんどなかったが、かみさまの骨は夜降ることもある。寝ている間に痛い思いをするのは嫌なので、いつもこうやって眠ることにしているのだ。

「オヤスミナサイ」

 小さな声で呟き、セスは目を閉じた。メイがいつも、眠りに就く前に言っていた言葉。意味もわからないけれど、これを言っておくと悪い夢を見ないで済むような、そんな気がしていた。

 

 

そんな昼を、そんな夜を、一体何度繰り返したのだろう。

 セスの髪も、手足も背丈も、荒れ野に芽生えた竹のように真っ直ぐに伸びた。かみさまの骨が刻んだ傷跡も容赦なく増え続け、唯一の保護者のように傍に在り続けた傘も縁が欠け、骨が曲がっていた。

 遠く、目の前が灰白色の靄(もや)で霞(かす)んでいる。空は晴れなくなった。暗褐色の雲に塗り潰され、かみさまの骨が降らない時間はほとんど無くなっていた。

 穴だらけの雑巾のようになってしまった服の袖を指で伸ばすようにして、手首が見えないように隠す。露出した部分はほとんどが焼け爛れて、かつては白く滑らかだった肌は黒ずんだ潰瘍に覆い尽くされていた。

 

 ――ねえ、どこまでいくの。もうやめちゃえばいいのに。

 

 ふと、突然、空から声が降ってきた。甲高い、幼い声。

 

 ――ねえ、返事してよ。つまんないよ。

 

 目線をちらりと上に動かして、しかしセスは顔を強張らせたまま、黙って歩く。メイと過ごした日々は遥か遠ざかり、現か夢か、淡い記憶でしかない。今さら話し相手が出てきたところでどうしろというのだろう。メイ以外の誰かに邂逅(であ)う希望は、とうの昔に棄てていた。

それに、セスが応えようが黙っていようが、空から投げかけられる声は自分勝手に喋り続けるのでどちらにしろ変わりはなかった。

 

 ――ねぇ、おしゃべりしてよ。

 

 吹きすさぶ風が足元の白い砂を巻き上げる。ミルク色のつむじ風がセスの身体にぶつかって砕けると、その中に孕まれていたかみさまの骨が彼の服の中へ、礫(つぶて)のようにばら撒かれる。

 声も出さず、セスは身体を大きく痙攣させてその場にしゃがみ込んだ。

 晒されていた部分も服の下に隠されていた部分も関係がない。強風に煽られるようにして吹き込んだかみさまの骨が、容赦なく彼の皮膚を焼く。じゅうっと、肉の焦げる厭(いや)らしい臭いが鼻をつき、胃腸の奥からこみ上げるものを我慢することが出来ない。

「うえっ、うぇ、うえーっ、うぇっ」

 胃をくしゃくしゃに丸められたような、底の方からぐっと引っ張られているような、無茶苦茶な不快感。ぜえぜえと肩で息をしていると、誤って雪を吸いこんでしまったらしく、咽喉の奥に激痛が走り、血混じりの痰がとめどなく出た。

 滅茶苦茶だ、こんな世界。これじゃ、メイが狂ったって仕方ない。

 口元を押さえた指の隙間から洩れる血が混じった胃液の酸味が更に吐き気を誘った。ああ、もういやだ。イヤだ。嫌だ。本当に厭(いや)だ。

 傘の縁が肩にめり込んで痛い。刃物を押し当てられているみたい。いや、もしかして、ざっくりと切れているんじゃなかろうか。震える手で痛む場所に触れると、血は出ていない代わりに酷く熱を持っている。防衛本能として、一時的に身体が過敏になっているのだろう。

 自分で自分の心と体を宥(なだ)めながら、セスはじっと痛みに耐えた。唇を噛んで気を逸らす。上手くいかないけれど、他に方法はない。強く目をつむった。滲んだ涙の熱が沁みる。

 どこまでいくの、やめちゃえばいいのに――空から届く声が、頭の中で今更反響した。本当に、自分はどこまでいくのだろう。どうして歩き続けているんだろう。

 少年と言うよりも青年と言うほうがしっくりする年頃になったセスは、ふと首を傾げる。

 気付けば歩いていた。最初はメイと。そして、今はひとりで。疑問なんて感じたことなく、不思議に思ったこともなかった。

 白い色しかない、死んでいくばかりの世界の中をあてどなく彷徨(さまよ)う日々に、救いも、甲斐もない。けれどセスは、まるで誰かの祈りそのものであるかのように、たゆみなく、ただひたすらに歩き続けてきたのだ。

 声が言うとおりに、もう、やめてしまおうか。

 じんじんと痺れる身体を持て余しながら、唐突に、そう思った。

 どこか寄りかかれるところを見つけて、そこでぼんやりと座りこめば。横たわれば。眠ってしまえば。あっという間にかみさまの骨が自分の身体を貪り、殺してくれるだろう。痛みは酷いに違いないけれど、十二分に知り尽くした感覚だ。今更恐れることなんてない。

 虚ろな目で、セスは空を仰ぎ見た。心が揺れた時、いつも空を見る。白以外の色を見たくなる。けれどもう、希望の青色さえ彼の瞳には映らない。とめどなく降り注ぐかみさまの骨が、何もかもを塗り潰してしまう。それがまた、更に立ち上がる気力を奪う。

 意味もなく、ただ、慣性のように歩いてきただけだ。今ここでそれを終わりにして、何が困るというだろう。

 傘を持ち続けていた手から力が抜けた。肩口から背中へ、切りつけるようにして傘の縁が滑り落ちる。がじゃんがじゃんという耳障りな音がする。間髪をいれず、かみさまの骨は吸い寄せられるように、セスの身体へと纏わりついた。

 薄れつつあった痛みがまた、鮮やかになる。身体の表面が痛みの水玉模様で埋め尽くされ、小さなうめき声が断続的にセスの口から漏れ出た。

 しかし何故だろう。覚悟さえ決めてしまえば、そこまで激しい痛みではない。目を固く閉じ、歯を食いしばっていればやり過ごせるような気がする。勿論、これは少しずつ蓄積し、最終的にはまた耐えられない痛みになるのだろうけれど。

 

 ――ああ、先に意識を失ってしまえばいいんだ。

 空を見上げたまま、背中から倒れ込んだ。傍らに転がる傘を手で手繰り寄せ、顔の部分が下に隠れるように位置を整える。まだ青空を見たいという気持ちはあったので、目を潰されるのは嫌だったのだ。

 錆びの浮いた飴色の傘と、白の中に淡い青が見え隠れする天上。色彩の柔らかさがほんの少しだけ、心を慰める。

「おい、今ならちょっとだけ、話してやるよ」

 そう言えば、いつもはしつこいくらい語りかけてくる声がいなくなっている。

「どうしたんだ、いなくなったのか」

 そう言って、セスは返事を待った。待っている時間が、細かいガラス片のようにして心の表面をこすり、流れていく。

 いち、に、さん、し、…… …… ……。セスはゆっくりと数を数える。いくつ数えた頃に返事が来るだろう。しかし、二百を五回数え終わっても、とうとう空から声が降って来ることはなかった。

 指先から、自分の命が液体になって出て行ってしまっているようだ。その場をまさぐるけれど、ざらざらとした白い砂の感触がするばかりで何もない。

「ああ、何もないな」

 強い実感が、思わず口から零(こぼ)れ出る。胸の、疼くような痛み。鳥肌が立つような寒気に似た悪寒が、身体の表面を嬲(なぶ)る。

「何もない」

 この感覚は知っていた。遠い遠い昔、メイがいなくなってしまったとき。あわい水彩画を何重にも重ねたようなおぼろげな記憶の中で、彼女が動かなくなって、そうして悪臭を放つ【物体】になってしまったときにも、同じような感覚に襲われたのではなかったか。

 繋がった鎖を引きずりだすように、さまざまな思い出の断片が彼の目前に現れる。やわらかかった白い手、その暖かさを道しるべにするみたいに歩いた日々。口元についた甘露を拭いながら、あの人は静かに微笑んでいた。かみさまの骨が降る中、夜空と同じ色をした長い髪が揺れて綺麗だった。

 あの人はどうしていなくなってしまったんだろう。どうして僕を置いていってしまったんだろう。

 目からじわりと、熱い水滴が溢れる。それはとめどなく彼の頬を伝い、耳を伝って流れおちていく。

 吹く風がいよいよ強く、彼の身体にかみさまの骨を叩きつけるけれど、痛みも感じなくなっていた。ただ全身が燃えるように火照るだけ。一度研ぎ澄まされた感覚は急速に衰えていた。即ちそれはセスの衰弱を意味していたのだけれど、まだ彼自身にその自覚はない。

 涙で視界が歪むのが不快で、振り払うように数回の瞬きをする。そうする度に眠気が強くなり、彼の意識を粘つかせる。

 メイがいなくなってしまったことに理由なんてない。ただ、耐えられなかっただけだ。負けてしまったのだ。本当はきっと、自分のことを道連れにすることも出来ただろう。身代わりにすることもできた。捌け口にだって。だけど彼女はそれをしなかった。ただ、一切を自分の身に引き受けて、壊れてしまった。

 あの時にもう少し、自分が強かったら。大きかったら、助けてあげられることができたんだろうか。まだ、今も一緒にいることが出来たんだろうか。そんなことを考える。意味がないことを知っているけれど、それはほろ苦い郷愁と希求だった。メイがここにいたらきっと、セスに教えただろう。それは「寂しい」という感情だと。

 

 閉じては開け、閉じては開けていた瞳がとうとう、言うことを聞かなくなってきた。もうこれ以上は眠気に耐えられそうもない。

 いよいよ、自分も、メイと同じになるんだな――そうひとりごちる。怖いとは思わなかった。重い荷物を下ろしたときの安堵感といくばくかの虚脱感がぼんやりと彼の胸の中にたゆたうばかりだ。

「……オヤスミナサイ」

 セスはひっそりと呟いた。目を開けた時に、メイがいたらいいなと、そう、思いながら。

 

 

 耳元を吹き荒ぶ風の音で目が覚めた。

 ここは一体どこなんだろう。反射的に、首から上を持ち上げた。白い砂粒がさらさらと微かな音を立て、一斉に滑り落ちていく。

 どういうわけか、セスは生きていた。それもほぼ無傷で。誰の、何の思し召しだというのだろう。胸から下の部分を見下ろすと砂に埋まっていて、それらが彼の身体を覆い隠し、神さまの骨から守ってくれていたらしい。

 右腕を、左腕を、順々に持ち上げる。さっきと同じようにして、砂はさらさらと零れ落ちる。

 顔以外、身体は大丈夫だった。誰かが意図したとしか思えない。顔だけを残して、全身が砂に覆われるなんて。そうして、死なずに助かるだなんて。

 辺りを見回すと、斜め後ろに傘が埋もれているのが見えた。石突きのところを僅かに覗かせて、傘もまたすっぽりと砂に覆い尽くされている。

 放心したような表情で、セスは目に映る景色を見るともなく、ぼんやりと見ていた。

 薄墨色の空。白い砂に埋め尽くされた地平。膨大な時間をかけて崩れていく建物や巨木たちの心許ないシルエットが、点々と彼方に見える。

「なんで、」

 掠れた声で呟く。

「どうして」

 

 ――どうして、生き残ってしまったの。

 

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